本文はじまり

お茶の淹れ方

おいしいお茶の淹れ方

カテゴリー内リンク Links For Category

淹れ方ひとつでお茶の味は全く変わります。
それぞれのお茶の特徴を活かしたおいしい淹れ方を覚えましょう。

■煎茶は少し湯冷ましをして

70℃〜90度のお湯で1分間浸出。最後の一滴までしっかり注ぐ。

 1) 茶碗に湯を入れ、冷ます。
    ※煎茶(上)は70度のお湯を50ml、※煎茶(並)は90度のお湯を80ml
 2) 茶葉を急須に入れる。※5人で10gが目安
 3) 冷ましたお湯を急須に入れ、1分ほど待ってから注ぐ。
    ※2煎目(2杯目)からは、30秒程度でOK

 極意その一 茶葉をケチらない
 茶葉はお茶のおいしさの源。
 少し位多めに使ったほうがお茶は絶対おいしくなります。

 極意その二 浸出時間は短めに
 「煎茶の浸出時間は約2分」という説明もありますが、
 十分な茶葉を使って淹れるなら、煎茶のおいしさは1分以内で引き出されます。

 極意その三 急須の蓋を取る
 一煎目を淹れ終わったら急須の蓋を取ります。
 蓋をしたままだと茶葉が蒸れすぎて、2煎目のお茶の色が悪くなり、渋みが出すぎます。


■玉露はぬるいくらいのお湯で

50℃〜60℃の温めのお湯で、2分間しっかり浸出する。

 1) 湯を湯冷ましに入れ、冷ます。
    ※無い場合はマグカップなどでもよい。湯温90℃→80℃
 2) 1)で冷ました湯を急須に入れ、さらに冷ます。(湯冷ましと急須の温め)
    湯温80℃→70℃
 3) 急須の湯を湯呑の8分目ほど注ぐ。(湯冷ましと湯の軽量)
    ※湯飲みは玉露用の小振りな物を使う
 4) 急須に茶の葉を入れ、湯呑の湯を注ぐ。
    ※3人で10gが茶葉の目安。※湯温は玉露(上)は50℃、玉露(並)は60℃位
 5) 2分間ほど待ってから廻し注ぎで最後の一滴まで湯呑に注ぐ。
    ※2煎目(2杯目)からは、30秒程度でOK

 極意その一 湯をよく冷ます
 玉露の魅力は旨みに尽きる、といっても過言ではありません。
 極力渋味を排除するためにも、湯は必ず50〜60℃にまで冷まして使います。
 
 極意その二 じっくり待つ
 1分30秒〜2分という時間も、待っていると長くかんじるものです。
 玉露をおいしく淹れるには、待つことも一つのテクニックです。
 ただし、浸出時間は長ければ長いほどよいというものではありません。

 極意その三 一滴残らず絞る
 玉露の旨みが凝縮されたのが最後の一滴。
 また、二煎目をおいしく味わうためにも、急須の湯は一滴残さず絞りきります。
 このほか、「茶葉の量をケチらない」「一煎目を入れた後、すぐ急須の蓋を取る」には煎茶と同じです。


■ほうじ茶・番茶は、熱湯で茶葉をたっぷり

 1) 急須に茶葉を入れる。
 ※5人で15g程度が目安
 2) 急須に熱湯を注ぎ、約30秒待ってから注ぐ。
 ※2煎目(2杯目)からは、湯を入れてすぐ注いでもOK

 極意その一 湯は熱いほどよい
 ほうじ茶は「ほうじ香」と呼ばれる香ばしい香りを楽しむお茶です。
 ほうじ香は、湯の温度が高いほどよく香りますので、沸騰した湯を間を置かず急須に注ぎ入れます。

 極意その二 素早く出す
 ほうじ香は湯気とともに香りが立ちます。
 お茶が入ったら、ホカホカ湯気が立ち上がっている間に湯飲みに注ぎ入れます。

 極意その三 気軽さが身上
 日常のお茶なので、難しく考えず、気楽に淹れて気楽に飲みましょう。


カテゴリー内リンク Links For Category